|| ギルドとは? ||

★劇団ギルドは20世紀も押し迫った199941日に創立。

★椛セ陽プロモーション付属養成所で2年間学んだ第一期の卒業生と、そこの講師をしていた現在の座長 高谷信之とで結成されました。
喜寿に迫らんとする芝居馬鹿と、夢も希望も胸一杯に抱え込んだ若者とのコラボレーションによる劇団。これは日本でも珍しい劇団であります。

1999929日〜103日、下落合TACCS1179にて、「船よ、あらゆる孤独の海ので旗揚げ公演を打ち、以降、35回の定期公演とG.C還暦イベント、劇団員自主公演を合わせて、現在まで38本 を超える公演を行ってきました。

劇団ギルドはお蔭様で、20184月で19年目を迎える事が出来、さらなる飛躍をと、2016年7月より劇団ギルドGCと名前を変え、ユニット方式で芝居を上演して行きます。

★只今は、2018年11月15日(木)〜18日(日)高円寺・明石スタジオで上演の「風と雲と魂と」―シベリア鉄道の晶子―に向けて稽古に入っております。



|| 座長 高谷信之とは? ||

 G・C(グランド・キャニオン)こと高谷信之は、早稲田大学第二文学部演劇科を二度にわたり籍を置き、五年目にして中退した。その間「劇団こだま」で大隈講堂に於いて4回の演出。同時に新劇団自由舞台では別役実作の「象」の再演、再々演で役者を演じ、鈴木忠志の薫陶を受ける。その後7年に渡る消息不明。放浪の果て (23歳から29歳の間は最悪だったという)
 1973
4月に五月舎俳優養成所の一期生8人と演劇集団八騎人(ハッキジン) を結成した。
 八騎人では19833月まで、作・演出14本を手掛け、雑誌「テアトロ」 「新劇」誌上にその批評が次々載り、いずれも絶賛に近かった。
 只八騎人は、騎馬民族の如く演劇史の中で忽然と姿を消した幻の集団となった。

 その訳は当時の小劇場・アングラ芝居全盛に逆らって、300人程の中ホール大舞台で、多人数出演スペクタクルな芝居を続け、赤字を出しては休みという公演を続けていた為である。

 GCこと高谷信之は1975NHKラジオドラマ、「風に舞う木の葉のように」を書きマスコミデビューを飾った。以後創作・脚色を含めて約80数本のラジオドラマを手掛ける。 ちなみにこの本数は、1970年代以降ラジオドラマにおいて2016年まで、最多脚本数に迫る。
 舞台の作・演出は演劇集団「円」において「セピア色した雨祭り」仲谷昇さん主演で上演し、故芥川 比呂志さんに絶賛された。

やがて、NHKTV「中学生日記」の脚本を手がけ、NHKTVドラマ竹下景子主演「風・ふたり」や東映、橋浦方人監督の映画「追憶」のシナリオを共同で書き、1994年NHKラジオドラマ「天主堂」で、第32回ギャラクシー賞の奨励賞を受賞。1996年度文化庁主催の芸術祭に於いてNHKラジオドラマ「枝の上の白色レグホン」でグランプリを受賞。この後、19994月俳優養成所卒業の若手と、劇団ギルドを旗揚げしたのである。
 その他外部演出では、市川森一作「蝶々さん」の朗読劇をあの栗原小巻主演で公演。またブライダルデザイナー桂 由美さんをモデルにしたミュージカル「黄金の釘」の作・演出も手がけ、現在九州の壱岐・未来座に作品を書いたり、諫早での演劇講座、テレビアスク朝日の放送作家講座の講師等精力的にこなしている。