岩瀬 |
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高谷さん、おはようございます! |
高谷 |
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なんだよ、岩瀬、テンション上がってるじゃないか。実家の茶畑の収穫、豊作か。 |
岩瀬 |
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いやそうじゃなくて。。 |
高谷 |
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なんだよニヤニヤして。 |
岩瀬 |
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高谷さんもやっと分かってくれたかと思って。 |
高谷 |
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何?お前の何が分かったって。分かるわけねえだろう、お前の考えていることなんぞ。 |
岩瀬 |
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そうじゃなくて… |
高谷 |
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なんだよ。はっきり言えよ。 |
岩瀬 |
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わたしぃネットサーフィンとか得意なんですよ。 |
高谷 |
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運動神経の無いお前が、サーフィンが得意だなんて、聞いたことねえぞ。 |
岩瀬 |
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だからネットです、ネット。 |
高谷 |
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そのネットがどうした? |
岩瀬 |
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だからネットで「八犬伝」をクリックしますよね。 |
高谷 |
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それで? |
岩瀬 |
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すると一番に、美貌の伏姫と犬の八房の絵が出てきますよね。 |
高谷 |
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それがどうした。 |
岩瀬 |
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いやあ、いいんですけどね、高谷さんやっと私の美貌と演技力を評価してくれたのかと思うと、イワセ嬉しくって。 |
高谷 |
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おい、勘違いだよ。 |
岩瀬 |
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いいや、照れなくていいですって高谷さん。長かったなーわたしも。 |
高谷 |
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おい、あのなあー。どっかで妥協しなきゃならないんだ演出は。 |
岩瀬 |
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抱きよう?何、セクハラ? |
高谷 |
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違うだろう。今回二つだ。2つの妥協。 |
岩瀬 |
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2つってなんですか? |
高谷 |
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美貌と演技力…… |
岩瀬 |
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何か言いました。あんまり小さい声なんで、聞こえなくてわたし。 |
高谷 |
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あゝ、聞こえない方が、お前の幸せだ…あーあ。 |
岩瀬 |
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大丈夫ですよ、高谷さん。任せてください、このイワセに。 |
高谷 |
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まかせられればなー。 |
岩瀬 |
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なんか声元気ないですよ。年ですか?あっまずい。 |
高谷 |
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なんだとう! |
岩瀬 |
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年のことだけは言うなって岡村さんに言われてたんだ。失礼しまーす。 |
高谷 |
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アー… |